【解説】Google Chromeが重いときの対処法

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パソコンを立ち上げてGoogle Chromeを使用していると、時間の経過と共にChromeが重くなって困っていました。

いろいろ調べたり研究したところ完璧な改善方法が見つかりましたので、詳しく説明します。

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目次

重い原因が本当にGoogle Chromeかを確かめよう

Chromeが重くなる。その説明の前に、本当にChromeが原因かを確認しましょう。単にネット回線が遅くなっていたり、パソコンのメモリ不足かもしれません。

Google Chromeが重くなるときはパソコンのメモリが十分でも起こります。

念のため、他のブラウザでも同じ現象かどうかなどを確認すると良いでしょう。他のブラウザで同じ現象が起こっているとすれば、Chromeが原因ではないのではないでしょうか。

軽くて早いGoogle Chromeがなぜ重くなるか

Google Chromeは軽くて早いとよく言われます。

なぜなのでしょうか。

実はその答えの中に「答え」があるのです。

Google Chromeは超メモリ食いです

ブラウザがサクサク動く。

使用してる人は快適です。

でも、そのためにChromeは裏方でがんばっているのです。

Chromeを立ち上げてタブが5つほど。

この状態でタスクマネージャーを立ち上げてみました。

結果は下記ですが【卒倒注意】でお願いします。

2016-09-29_15h05_57

もういくつあるのか数えるのが面倒なくらい

「chrome.exe」が立ち上がっています。

がんばって数えたら13個もあります。じっさい重くなるともっとあります。

快適さ vs メモリ食い

すでに説明したとおり

快適さとメモリの消費は裏表の関係なのです。

快適である分、メモリを消費するわけです。

なぜ、ここまでメモリを消費するか。

ざっと挙げてみましょう。

  • ユーザーの快適さのために読み込み速度を速める
  • ブラウザ全体のフリーズ防止のため、タブやプラグインなどごとにそれぞれ分割して起動することでブラウザ全体がクラッシュすることを防ぐ
  • いくつもタブを開いた状態でタブ切替が快適にできる

これらのユーザーの利便性を追求して

メモリを消費しています。

Google Chromeが重くなる本当の原因

これまで快適さの引き替えにメモリを消費していると説明しました。

タブをたくさん開いてメモリをたくさん消費します。

さらに、拡張機能やサイトによってはメモリの解放が行われずブラウザを使用していると蓄積されて重くなってしまうこともあります。

Chromeを何時間も使用しているとだんだん重くなっていくことが多いのですが、Chromeの重くなる原因はコレだと思います。

メモリの消費量が多くても大丈夫です

通常はメモリをたくさん消費していても問題ありません。

キャッシュメモリとして短期の記憶としてメモリに記録されます。

必要になければ他のプログラムにこの部分のメモリ解放して使うよう管理されています。

もし、問題があるとすれば

メモリがいっぱいになり、スワップファイルとしてハードディスク上に仮想メモリとしてアクセスするようになると激しく重くなります。この場合は素直にメモリを増やすしかありません。メモリが増やせなければパソコンの買い替えでしょう。

Chromeが重いのを解消する方法

いくつか順を追って説明します。

拡張機能からチェックしましょう。

まず、右上をクリック。

2016-09-29_15h56_01

次に、設定をクリック。

2016-09-29_15h59_36

次に、拡張機能をクリック。

2016-09-29_16h02_29

そうすると、拡張機能の一覧が出てきます。

もし、身に覚えのない訳のわからないプラグインが入っていたら削除しましょう。

削除していいかどうかわからない場合はGoogle先生に聞いてみましょう。

拡張機能のチェックが終わったら、メモリの解放をしてみましょう。

メモリを解放するプラグイン(拡張機能)を使う

(このプラグインの方法はおすすめしません。この章の内容を書き換えました(2019年9月20日))

いろいろと調べていると、メモリを自動的に解放してくれる便利な拡張機能を見つけました。

The Great Suspenderという拡張機能です。

タブをある一定の時間使用してないと自動的にキャッシュメモリから削除されます。これによりいつまでも快適に長時間Google Chromeを使い続けられます。

でも、1度読み込んだデータがキャッシュメモリから削除されてしまうわけですから、当然再読込が必要になります。

つまり、タブをたくさん開いている状態の場合など、タブを押すと再読込する必要があり再読込に一定の時間がかかります。

しかし実際に使ってみると、

重い!

あまり改善された気がしません。

根本的に必要なのはキャッシュメモリーの削除ではなく、もっと根本的なメモリ領域だということです。

ここで説明した方法では改善することは難しいです。

最後の手段を実行するしかない、ということです。そこで・・・

メモリの直接解放が最強なので伝授します!!

最後の手段でありながら最も確実な方法。メモリの直接解放です。

もっともストレス無くメモリの直接解放する方法を説明します。

はじめに、Google Chromeが立ち上がっていて重くなっている状態のときに、これから説明する方法を順を追って実行してみてください。

1.タスクマネージャーを立ち上げる

Google Chromeが重くなって立ち上がっている状態のままにしてください。

決して閉じないでください。

始めに重くなっているということは、恐らくたくさんのタブが立ち上がっていると思います。そのタブの中で書き込み中だったり、編集中のものがあれば保存しておいてください。

そして、タスクマネージャーを立ち上げます。

Ctrl + Alt + Del キーを同時に押すとタスクマネージャーが立ち上がります。

「プロセス」タブをクリックすると下記のような表示となります。

2.メモリサイズの大きなプロセスを強制終了させる

タスクマネージャーを立ち上げると、Chrome.exeという名称でたくさんのプロセスがならんでいます。

そこで、①のようにメモリサイズが大きそうなものを選び、②で「プロセスを終了」クリックします。

すると下のように、確認のメッセージが出てきますが、

プロセスの終了を選ぶと一つのプロセスが終了します。

もし、プロセスを1つ終了させた時点で、まだGoogle Chromeが立ち上がっている状態の場合は、①と②を繰り返してメモリサイズの大きそうなプロセスを一つ一つ終了させてください。(←コレ重要)

3.Google Chromeが強制終了したら

上の①と②を繰り返すとやがてGoogle Chromeが強制終了します。

この時が、最も重要です。

Google Chromeが画面から消えたと思います。

次にやることは、Google Chromeを起動させることです。

起動が終わるとGoogle Chromeの画面右上に下のようなものが出てくると思います。

ここで、「復元」選ぶことが重要です。

「復元」を選ぶと先ほどまで立ち上がっていた、Google Chromeの中にたくさんのタブがあったとしてもすべて復元されてすべてのタブの再読込が始まります。

「復元」を選ばないとどうなるかですが、タブが復元されないので、終了前の状態にするには、一つ一つ1から順に必要なページを探しながら表示させなければなりません。

以上でメモリの直接解放の完了です。

これで晴れてChromeが快適になるはずです。

ただし、繰り返しますが、この作業後には削除されてしまいます。タブの中にまだ書き込み中だったり編集中のものがある場合は必ず保存しておいてください。

まとめ

以上、最終的にはプロセスの強制終了させて、Google Chromeを再起動して復元させるという荒技の紹介となっています。

この方法が一番強烈でメモリの解放が確実にできますのでおすすめします。

めんどくさいように感じるかも知れませんが、慣れれば簡単にできます。私の場合、朝からパソコンで作業していると、昼過ぎ~夕方くらいまでにGoogle Chromeが重くなって来ます。

そこですかさず、今回紹介したメモリの直接解放を実行させます。

この作業一発でまたGoogle Chromeが復活してサクサク動くようになります。

今日のなるほど
Google Chromeが重くなる原因は、ネット回線などの理由を除けば、何時間もブラウザを使用しているうちに、メモリの解放行われず蓄積してしまうことが原因です。そんなときは今回紹介した手順でメモリの直接解放をしてあげると完全復活します。この方法が最も強力で確実な方法なのでおすすめします。