トイレの水が止まらないときの対処法を説明します。
トイレの水が止まらないのは
多くの場合、ゴムフロートか鎖に原因があります。
それでも解決しない場合は、バルブの交換が必要かも知れません。
可能性の高い順に説明します。
目次
まずはゴムフロートと鎖をチェック!
トイレの仕組みは下図のようになってます。
TOTOのトイレの場合を説明します。
INAXの場合は仕組みが異なりますが参考にはなるかと思います。
最初のチェックポイントはゴムフロートと鎖です。
まず、
- 止水栓で水の元栓を閉めましょう。マイナスドライバーなどで止めることができます。どうしてもわからない場合は、外の水道メーターの元栓を閉めてもOKです。
- タンクのフタをはずしてください。
- 手洗付きの場合はフタの裏側にホースがつながっていますので、これを外してください。外しかたは、単純に引き抜く場合とネジ式のボルトタイプの場合があります。
- フタをはずしたら
- 鎖が外れていないかチェックしてください。
- 鎖がゴムフロートの下にはさまったり、引っかかったりしていないか確認してください。
- 鎖がサビて切れていることもあります。
- 鎖が問題ない場合はゴムフロートを確認しましょう。
- ゴムフロートが古くなるとゴムが変形したり破けたりして、下面の密着ができずに水がすき間からもれ出てチョロチョロと流れ続けることがあります。この場合は交換しましょう。
鎖またはゴムフロートに不具合があり、交換するときは鎖とゴムフロートがセットになったこの商品を選びましょう。
メーカーを問わず使えますのでおすすめです。
鎖だけやゴムフロートだけを交換することも可能ですが金額的に変わらないので、鎖とゴムフロートの一式を交換しましょう。
どちらか一方しか不具合がなくても、いずれもう片方も不具合が出る可能性があるからです。
鎖やゴムフロートが正常ならバルブの交換が必要かも
使用頻度にもよりますが特に古いトイレの場合、鎖やゴムフロートが正常ならバルブの交換をしてみましょう。
この作業をするためにはウォーターポンププライヤーまたはモンキーレンチなどが必要です。
まず、プライヤーなどでボールタップ全体を取り外します。
こんな感じです。↓
今から交換しようとする「バルブ」は下のような商品です。
今回交換するバルブはTOTOのTHY584です。
TOTOのバルブは2種類ありますのでご注意ください。
THY584-1はネジ式になっているようですので、どちらかわからない場合は交換前の現物を見てネジ式かどうかを確認すると確実です。
- TOTO バルブ THY584 (水位調整機能無し横給水ボールタップ用)
- TOTO バルブ THY584-1(ボールタップ節水用)
INAXのトイレの場合も似たようなバルブがあります。
詳しくはこちらのページが参考になります。
ちなみに、古くなって漏水しているバルブのはこんな感じです。
↓ ↓ ↓
かなりすり減っているのがわかります。
形も変形してます(笑)
おそらく25年以上は経過しています。
バルブの交換方法
バルブの交換方法は簡単です。
ボールタップ全体を外していればネジを2本外して交換するだけです。
下はTHY584のバルブの交換時の写真です。
交換手順は
- ネジを2ヶ所外す。
- バルブを交換する。
- ネジを2ヶ所締める。
バルブの交換は以上です。
その後ボールタップ全体をタンクの中へ入れ元の位置にセットします。
さらに、タンクにタンクのフタを載せる前に、手洗い付の場合はフタに手洗い用のホースを取り付けます。その後、フタを閉めて下さい。
最後にマイナスドライバーで止水栓を開いてください。
(水道メーターの止水栓で水を止めた場合は全開にしてください)
やってみればわかりますが
作業自体は超簡単です。
トイレの水が止まらない場合、
これまで説明した方法を試してみることをおすすめします。
おそらくトイレの水チョロチョロ問題のうち
99%はこれで解決できるはずです。